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Text File  |  1999-12-27  |  2KB  |  44 lines

  1. 「着信転送」パネル
  2.  
  3. ARENA 1.6の新機能「着信転送」機能は、任意のメールボックスに着信したメールを、指定アドレスに、加工した上で転送します。
  4.  
  5. ※転送、という名前になっていますが、実際には、差出人の名前が保持される「回送」になっています。機能の名称としては、わかりやすさを重視して、「着信転送」と名付けました。
  6.  
  7. ■メールボックス設定:着信転送
  8. 着信転送機能を使うには、メールボックス設定の「着信転送」パネルで指定します。
  9.  
  10. ・宛先
  11. メールを転送(回送)する宛先を指定します。カンマ区切りで複数のアドレスを入力しておけば、複数の宛先に転送することができます。
  12.  
  13. ・改行、スペース除去
  14. 転送(回送)するときに、メール内の改行とスペースを詰めて送信します。画面サイズの小さい携帯電話やPHSで読むときに、読みやすくするための機能です。
  15.  
  16. ・引用行の削除
  17. 転送(回送)するときに、現在選択されている引用符ではじまる行(リターンまで)を削除して送信します。
  18.  
  19. ・サイズ制限
  20. 転送(回送)するとき、ここで指定された容量を超える部分はカットして送信します。
  21.  
  22. ・テンプレート
  23. 転送(回送)するときに、そのメールを参照メールとして、ここで指定したテンプレートを適用して送信します。
  24.  
  25. テンプレートでの設定は、この着信転送パネルで設定された項目よりも「弱い」です。つまり、テンプレートがまず最初に適用され、その後にパネルで設定されたいろいろなオプションの操作がされます。あて先についても同様ですが、あて先が空欄であれば、テンプレートでの指定はオーバーライド(空欄による上書き)はされません。
  26.  
  27. ・転送済メールのラベル
  28. 転送したメールにここで指定されたラベルが付きます。
  29.  
  30. ・マスタースイッチ
  31. 実は、メールボックス設定で着信転送を指定しただけでは、メールは転送されません。
  32.  
  33. 着信転送を有効にするには、ファイルメニューから「着信転送を使う」を選んで、このメニュー項目にチェックマークが入った状態にします。
  34.  
  35. 複数のメールボックスで着信転送を使っていても、このマスタースイッチで、全体をオンオフすることができます。
  36.  
  37. ■主な使い道
  38. 主な使い道は、携帯電話やPHSへの転送を意図しています。自動振り分けによってメールボックス別に仕分けされたメールのうち、必要なものだけを、外出先の携帯端末に転送する、といった使い方です。
  39.  
  40. ■変わった使い道
  41. 着信転送機能では、テンプレートが使えますので、単なる転送にとどまらない、ユニークな使い方が可能です。
  42.  
  43. 例えば、テンプレートで転送先とReply-Toヘッダを指定すれば、簡易メーリングリストとして使えるでしょう。また、転送先を差出人にすれば、オートレスポンダー(メール自動返信システム)としての利用も考えられます。出張中に、大事な人からのメールに対して、留守を伝えることもできるでしょう。
  44.